アメリカ全体に投資できるバンガードETF【VTI】

【VTI】とはアメリカ株式市場の全体に投資することができるETFです。
【VTI】は手数料が低いことで有名なバンガード社が運営しています。

アメリカ市場全体に分散投資

アメリカは世界の中でもっとも株式市場の規模が大きく、有名企業もたくさんあります。
例えばアップルやマイクロソフト、フェイスブックやアマゾンはすべて米国株として扱われています。
またS&P500に連動する【VOO】と違い【VTI】ではアメリカ中小企業にも投資することができます。

【VTI】は時価総額の高さに従って構成割合が定まり、例えば時価総額が極めて高いアップルやマイクロソフトは【VTI】の構成割合も高くなります。
そのためアップルやマイクロソフトの株価動向が【VTI】の値動きにも大きな影響を与えるようになっています。
とはいえアメリカ市場全体に投資しているので、これらの大企業の構成割合は2%から4%に収まっています。

VTIの概要

データソースはバンガードのファクトシート(2019年6月30日時点)です。

ベンチマークCRSP USトータル・
マーケット・インデックス
ティッカーVTI
経費率0.03%
ETF純資産総額1,163.36億ドル
ファンド純資産総額8,140.86億ドル
配当スケジュール四半期毎
設定日2001年5月24日
上場取引所NYSE Arca

【VTI】は【VOO】と同様、信託報酬がなんと0.03%しかありません!
普通の投資信託だと信託報酬が1%を超えるものも数多くあるなか、たったの0.03%というのは衝撃の低さです。

それに加えてETF純資産が1163億ドル、これは日本円にして約12兆6000億円にもなります。
これだけの規模があるからこそ手数料も安くなりますし、このETFが資産不足で運用停止することもほとんど無いといっていいと思います。

VTIの詳細データ

構成株式銘柄数3,637
時価総額の中央値726億ドル
株価収益率20.4倍
株価純資産倍率3.0倍
株主資本利益率15.7%
利益成長率10.6%
売買回転率3.4%
標準偏差12.52%

VTIの産業構成

テクノロジー20.4%
金融19.4%
消費者サービス13.8%
資本財13.6%
ヘルスケア12.9%
消費財7.8%
石油・ガス4.7%
公益3.2%
素材2.3%
通信サービス1.9%

産業構成はテクロノジーが21.5%、金融が19.4%、消費者サービスが13.8%と続きます。
特にハイテク産業の比率が高くなってきています。
ここ10年のハイテクセクターは急成長を遂げ、他セクターに区分されているアマゾンやアルファベット(グーグルの親会社)、フェイスブックを含めれば最も良いリターンを残してきました。

VTIの保有上位10銘柄

Microsoft Corp.3.5%
Apple Inc.2.8%
Amazon.com Inc.2.7%
Alphabet Inc.2.2%
Facebook Inc.1.6%
Berkshire Hathaway Inc.1.4%
Johnson & Johnson1.3%
JPMorgan Chase & Co.1.2%
Exxon Mobil Corp.1.1%
Visa Inc.1.0%
純資産総額に占める上位10銘柄の割合18.8%

VTIの構成比率TOP10です。
マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブックとそうそうたる企業が並び立ちます。
後ろの4社は頭文字をとってGAFAとも呼ばれている超有名企業です。

マイクロソフトはOSのウィンドウズやソフトウェアのワード・エクセル・パワーポイント、アップルはiPhone、アルファベットはインターネット検索サービスのグーグルで有名です。
アマゾンはその名のとおりAmazonが有名で、言い換えるとECサイトの大手です。
フェイスブックはSNSの大手で、フェイスブック以外にもインスタグラムを運営しています。

VTIのトータルリターン

2019年6月30日までのトータルリターンです。

過去1年9.02%
過去3年14.04%
過去5年10.18%
過去10年14.71%
設定来(2001~)7.25%

【VOO】の記事を書いていたときほどの衝撃はないですが、この安定したリターンはさすがの一言です。
過去10年ではなんと年率14.71%にもなります。
配当金を再投資する前提ですが、たったの4.9年で投資資金が2倍になってしまう計算です。
アメリカ株の力強さを感じますね。

VTIの分配金情報

分配金の単位はドルです。

2019年

2019/09/160.7
2019/06/170.5472
2019/03/250.772
合計(暫定)2.0192

2018年

2018/12/240.7209
2018/09/280.7142
2018/06/220.6034
2018/03/220.5661
合計2.6046

2017年

2017/12/210.673
2017/09/220.553
2017/06/210.575
2017/03/240.542
合計2.343

配当金が安定して出るのもVTIの魅力ですね。

VTIの株価指標

予想PER:18.18(2019年9月30日時点、モーニングスターHPより)

配当利回り:1.77%(2019年10月30日18時時点)

VTIのまとめ

【VTI】に投資することでアメリカ経済の成長を享受できる。
そこが【VTI】の魅力だといってもいいのではないでしょうか?
人口減少が予想される日本ですが、人口増加がまだまだ期待できるアメリカへの投資を選択肢にもつことは人生を豊かにするといっても過言ではないと思います。

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