【VGT銘柄分析】期待度が高い米国ハイテクセクターETFはアップルやマイクロソフトが主力!

2019年8月21日

こんにちは、アーサーです。

今回はハイテクセクターETFのVGTをご紹介します。

データソースはバンガードのファクトシート(2019年3月31日時点)です。

VGTの概要

ベンチマークMSCI USインベスタブル・
マーケット・情報技術25/50インデックス
ティッカーVGT
経費率0.10%
ETF純資産総額193.93億ドル
ファンド純資産総額215.73億ドル
配当スケジュール四半期毎
設定日2004年1月26日
上場取引所NYSE Arca

VGTの詳細データ

構成株式銘柄数319
時価総額の中央値1,302億ドル
株価収益率21.7倍
株価純資産倍率6.2倍
株主資本利益率22.8%
利益成長率12.2%
売買回転率6.7%
標準偏差14.90%

VGTの時価総額内訳

大型株78.6%
中・大型株3.1%
中型株10.2%
中・小型株4.2%
小型株3.8%

VGTの産業構成

システム・ソフトウェア20.0%
テクノロジーハードウェア・
コンピュータ記憶装置・周辺機器
17.3%
情報処理・外注サービス16.4%
半導体15.6%
アプリケーション・ソフトウェア11.4%
情報技術コンサルティング・
他のサービス
6.1%
通信機器5.9%
半導体装置2.1%
電子部品1.3%
電子装置・機器1.3%

VGTの保有上位10銘柄

Apple Inc.15.1%
Microsoft Corp.14.4%
Visa Inc.4.3%
Intel Corp.4.1%
Cisco Systems Inc.4.1%
Mastercard Inc.3.6%
Oracle Corp.2.4%
Adobe Inc.2.2%
International Business
Machines Corp.
2.2%
Broadcom Inc2.1%
純資産総額に占める上位10銘柄の割合54.5%

VGTのトータルリターン

2019年3月31日までのトータルリターンです。

過去1年18.78%
過去3年23.83%
過去5年18.51%
過去10年20.24%
設定来(2004~)10.44%

VGTの分配金情報

分配金の単位はドルです。

2019年

2019/06/210.6376
2019/03/210.5968
合計(暫定)1.2344

2018年

2018/12/130.6406
2018/09/240.6488
2018/06/280.4878
2018/03/160.3776
合計2.1548

2017年

2017/12/140.437
2017/09/270.419
2017/06/280.406
2017/03/240.363
合計1.625

VGTの株価指標

予想PER:21.28(2019年7月31日時点、モーニングスターHPより)

配当利回り:1.18%(2019年8月20日時点)

VGTに対するコメント

VGTは米国ハイテクセクター全体に投資できる便利なセクターETFです。
アップルとマイクロソフトで約30%もあるため、この2銘柄のパフォーマンスが重要になります。
また景気に影響を受けやすい半導体の比率が15%となっています。

VGTの強み

  • 高成長が期待できる
  • AIやロボット、クラウドなど魅力的なテーマが豊富
  • 安定成長のビザやマスターカードが入っている

ハイテクセクターは情報技術を取り扱っています。
未来はさらに情報技術が使われると考えられるため、高い成長率を期待できます。

その期待を支えているのがAI、クラウド、ロボットなどの魅力的なテーマです。
特にクラウド事業については既にマイクロソフトのAZUREなどが凄い勢いで成長しています。

地味に電子決済サービスのビザやマスターカードが入っており、これらは安定した成長が期待されています。
ファンダメンタルズが非常に優秀であるため、VGTを陰から支える縁の下の力持ちとなりそうです。

VGTの弱み

  • 期待が大きいため割高であることが多い
  • アルファベットやフェイスブックが抜けた影響で、不景気耐性が弱くなった
  • アップルとマイクロソフトの影響が大きい

そう、期待が大きすぎるんです。
これまでのパフォーマンスが圧倒的に良かったこともあり、PERが20を割ることはなかなかないです。

グーグルを運営しているアルファベットやSNS大手フェイスブックがVGTから抜けたのも大きな打撃だといえます。
この2企業はどちらも高成長であり、VGTのこれまでのパフォーマンスを押し上げてきました。
成長という面だけでも痛いところがあるのですが、さらに不景気耐性もこの2銘柄は持っていたため、VGTはアルファベットとフェイスブックが持つ不景気耐性をも失う結果となってしまいました。

そしてアップルとマイクロソフトの影響が強くなりました。
マイクロソフトはクラウド事業が成功しているため当面は問題がなさそうですが、アップルはそうはいきません。

アップルはiPhoneで有名ですが、中国での売上高割合が約2割で生産拠点も中国がメインです。
そのため米中貿易戦争の影響を受けやすいというリスクを抱えています。

シーゲル教授の研究ではハイテクセクターもそれなりの伸びを見せる

シーゲル教授の『株式投資の未来』では1957年から2003年までの各セクターの市場シェアとリターンを調査しており、以下がその結果となります。

S&P50010.85%
ヘルスケア14.19%
生活必需品13.36%
情報技術11.39%
エネルギー11.32%
一般消費財11.09%
金融10.58%
資本財10.22%
電気通信9.63%
公益事業9.52%
素材8.18%

ハイテク(情報技術)セクターは市場平均を上回ることができました。
またVGTは過去10年のトータルリターンが20%を超えており、長い期間において良好なパフォーマンスを示してきていることがわかります。

VGTの今後

アルファベットやフェイスブックが抜けてしまったこともあり、不景気時にどこまで耐性を発揮できるかは不透明です。
しかし情報技術は今後も発展していくことが予想されるため、不景気が到来する場合を別にして、割高すぎるときに投資することを控えればいい結果が出ると思います。

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