トランプ大統領が中国に新たな関税を課す、32兆円相当に10%、9月1日から

こんにちは、アーサーです。

FRBが利下げを決定した翌日にトランプ大統領は中国製品3000億ドル(日本円では約32兆円)に10%の関税をかけることをツイッターで発表しました。
この関税引き上げが世界経済、国際外交、金融市場に大きな影響を与えることは間違いないです。

トランプ大統領のツイッターでの発言

まずトランプ大統領のツイッターを見てみましょう。

Our representatives have just returned from China where they had constructive talks having to do with a future Trade Deal. We thought we had a deal with China three months ago, but sadly, China decided to re-negotiate the deal prior to signing. More recently, China agreed to…

トランプ大統領「我々の代表者は、将来の貿易協定と関係のある建設的な協議をした中国から帰国したばかりです。
我々は3ヶ月前に中国と取引をしたと思っていたが、悲しいことに、中国は署名前に取引を再交渉することに決めた。
最近では、中国は…」

…buy agricultural product from the U.S. in large quantities, but did not do so. Additionally, my friend President Xi said that he would stop the sale of Fentanyl to the United States – this never happened, and many Americans continue to die! Trade talks are continuing, and…

トランプ大統領「…米国から農産物を大量に購入することに賛成したが、実行することはなかった。
さらに、私の友人の習主席は、フェンタニルの米国への販売を中止すると言いました- これも実行されることなく、多くのアメリカ人が死に続けています!
貿易協議は続いている…」

フェンタニルとは中国産の強オピオイド薬です。
強力な痛みを抑える薬なのですが、中毒性が高く乱用薬物として使用されてしまっているようです。

過剰摂取すると死に至ることから米国内でオピオイド危機を引き起こしました。
2016年には4万人以上のアメリカ人がオピオイドの過剰摂取で亡くなっています。

…during the talks the U.S. will start, on September 1st, putting a small additional Tariff of 10% on the remaining 300 Billion Dollars of goods and products coming from China into our Country. This does not include the 250 Billion Dollars already Tariffed at 25%…

トランプ大統領「…米国は9月1日に協議を開始し、中国からアメリカに持ち込む3,000億ドルの物品に10%の小さな追加関税を課す。
既に2500億ドルの物品に25%で関税が課されているが、今回の分には含まれない。」

…We look forward to continuing our positive dialogue with China on a comprehensive Trade Deal, and feel that the future between our two countries will be a very bright one!

トランプ大統領「…我々は、包括的な貿易協定に関する中国との前向きな対話を継続することを期待し、両国間の将来は非常に明るいものになると感じています! 」

最後は明るく締めていますが、大きな関税を課したことは事実です。

米中貿易摩擦の今後

こちらの記事では米中貿易戦争がこれからどうなっていくかを簡単に考えていますが、簡単に終結することはないという結論を出しています。

国家間の覇権争いですからね。
少し関税をかけただけでこの問題が解決するとは思えないです。
アメリカ側としては中国の衰退が確実になるまでは引き締めを続けたいと考えているはずです。

アップルの株価は下落

アップル株価の1年推移です。最近は調子を取り始めたかのように見えましたが、ここでまた暴落ということになりました。
グーグル検索より

アップルの株価は好決算とFRBの利下げにより一時216ドルまで高騰していたのですが、今回の関税引き上げにより205.8ドルまで暴落してしまいました。
アップルの決算については退職金ぶちこみ太郎さんがまとめてくれています。

中国との関連が非常に深い企業なため、米中間の関係悪化が大きな打撃になってしまいます。
iPhone生産の大部分を中国で行っており、またiPhoneの海外売上でも大きなウェイトを占めています。
さらに今回の関税引き上げにiPhoneが含まれる可能性があります。

最近は定額ニュース配信や定額制ゲームサービスの売上が好調で、iPhoneの不振をカバーする構図になっています。
しかしiPhone自体のシェアが落ちてしまうと関連サービスの利用者数も減少してしまうことが予想されることから、アップルがiPhone次第というのは変わっていないです。

価格も含めて素晴らしい5G対応のiPhoneを市場に出すことができるのだとすれば、アップルの将来に不安を抱く必要はないのですが…

アメリカ・日本両政府によるスマホ企業に対する規制によりファーウェイやサムスンはアメリカ市場や日本市場で売上を抑制される可能性が高いです。
中国や韓国の企業に代わりスマホを供給するのはアップルなのか、それとも…

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米国大手製薬会社の決算をまとめた記事です。アメリカヘルスケアセクターはどこへ向かっていくのでしょうか。

こちらはマイクロソフトとアメリカンエキスプレスの決算をまとめています。