最近好調なソフトバンクグループが決算発表!自社株買いの予定は?

決算分析

こんにちは、アーサーです。

ソフトバンクグループが決算発表をしましたね。
今回はどのような発表だったのでしょうか。
まずは決算発表前のおさらいです。

ちなみにこちらの記事ではソフトバンクグループの銘柄分析をしています。
こちらもよければ読んでください。

決算発表前のおさらい

物言う株主エリオットがソフトバンググループに30億ドル近く投資

2月7日に物言う株主がソフトバンクグループに投資していたことが発覚しました。
その名はエリオット・マネジメントです。
投資した理由は株主価値に対して市場価値があまりにも低いからです。

6割ディスカウントという異常状態が続いていました。
資産がすべてキャッシュという状態なら話は別です。
資金効率があまりにも悪すぎると思うからです。

しかし、ソフトバンクグループはもはや投資会社として株式でしっかりと運用しています。
投資先は成長力が非常に高いアリババ(でありながら割安に思える)がメインです。

そこをエリオットが目を付けたということでしょう。
この報道を受けてSBGの株価は4700円台から5000円台にのりました。

エリオット最大の主張であり、私やピッフィーさんなどソフトバンクグループに投資している方も期待しているのが「自社株買い」です。
エリオットは2.2兆円もの自社株買いをソフトバンクグループに要求しています。
ソフトバンクグループの5~6割ディスカウントをみれば自社株買いが効率的なのは間違いないです。
通常の2倍以上は株式を買い戻せる状態なわけです。
そこに多額の資金をつぎ込めば株価の是正に大きくつながるのは間違いなく、エリオットなどの株主は大きな恩恵を受けることになります。

スプリント買収承認によりスプリント株が77%暴騰

こちらもビックニュースでした。
スプリントというのはアメリカにある中堅レベルの通信会社です。
日本のNTTやソフトバンクのようなイメージですが、アメリカのAT&Tやベライゾンほどの規模を持っていませんでした。
そのスプリントが同じく中堅レベルのTモバイルから買収提案を受けていました。
この合併は成立しないと市場からは思われていて、スプリントの株価はかなり安い水準にありました。
しかしそこから急に司法当局から買収承認となったため、77%もスプリントの株価は上昇しました。

これを受けてソフトバンクグループの株価は5750円まで急上昇しました。

決算発表の時間です

自社株買いについては?

決算発表は見たのですが、ここから書き起こすだけの気力はないのでブルームバーグの記事から引用します。

ソフトバンクグループの孫正義社長は12日の決算会見で、投資ファンドから自社株買いの実施を求められていることについて、資金の余裕がある状態での自社株買いは「基本的な私の考えと一致する」と述べた。

孫社長は、「物言う株主も物言わない株主も大切なパートナーだ」と発言。より良い経営をするための意見は大いに歓迎し、企業価値が上がることは全ての株主の気持ちで、「仲間になって頂くことはありがたい」と言う。その上で、ソフトバンクGは社債も発行しており、格付けとのバランスを見ながら自社株買いの「タイミングと規模は今後考える」と話した。

ブルームバーグ

自社株買いについてまとめると「資金の余裕が出たら自社株買い」ということになります。
ただ社債の格付けとの兼ね合いがあるので無理に自社株買いをすることはなさそうです。
また孫社長は自身がソフトバンクグループの大株主(おおよそ22%)であることにも言及しており、自分にとっても株主価値の最大化が使命だと語っていました。

自社株買いの資金調達ですが、アリババの株式を(一部にしても)売却する予定はないとのことです。
現状のアリババの勢いを考えたら、手放したくない気持ちはよくわかります。
しかしタイミングを見て自社株買いをする予定ではあるわけで・・・

次に自社株買いをやるなら1兆円規模になるのではと個人的には予想しています。
さて、保有株式価値から1兆円を調達するとして、どこを売りたいと思うでしょうか?
孫さんはアリババを売りたくない、ビジョンファンドはまだ生まれたばかり(約2年)だと言っています。
ソフトバンクKKはこれまでの本体ですし、人材もいるので売りづらいですよね。
アームも半導体のチップが将来的に急増していく可能性が高いとみていることから、売らないと思います。
そうなるとスプリント、もとい合併後のTモバイルの株式が一番売却される可能性が高いと私は見ます。
ただこれだけの金額ですから決算発表の場で断言するとTモバイルの株価が落ちるかもしれないですからね。

Tモバイルの株価を見つつ、少しづつ売却を進めるのではないかと思います。
(私はM&Aに詳しくないので、合併後の株式の取り扱いについてはよくわかっていません。
もしかしたら、IPO直後のようにロックアップがかかっているかもしれません。
通常のM&Aでは2-3年のロックアップ(その間は株式を売却できない)がCEOにつくとのことですが、今回の件はどのような契約になるか知識不足もあり想像もつかないです)

営業利益ではなく株主価値を見る

もう疲れてきたのでここらで終わりにしたいところですが、もう少し頑張ります。

ソフトバンクグループはすでに投資会社です。
そのため従来の会計で企業価値を見ようとしても、見誤ってしまいます。

一番わかりやすいスライドが上にあります。
ウーバーはビジョンファンドの保有株式なので営業利益に100%計上です。
アリババはSBGの保有株式なので営業利益には0%計上です。

これをはっきりと認識して、孫さんに対する質問に対して手を上げられたのは、会場にいる100人以上の記者の中から(孫さんは彼らを経済やソフトバンクグループの専門家だと言っています)

たったの1人

でした・・・

ただ正直なところ孫さんの前で、カメラが回っている前で手を上げるのは至難の業だったかもしれません。
とにもかくにも、孫さん個人としてはソフトバンクグループを営業利益ではなく株主価値というものさしで既に見ています。

見方によって変わる。
企業もそうですし、人もそうですね。

最後に

本当はもう少し書きたいのですが、今日はかなり疲れているのでここまでとします。
ソフトバンクグループの株式を保有している方は、ここ最近の動向を嬉しいと思っている人が多いと思います!
私も嬉しいです。
株式を保有していない方も、これを機に検討してみるのもいいかもしれません。