イランとアメリカが戦争してしまうと米国株はどうなるか?【タンカー攻撃】

2019年6月16日

こんにちは、アーサーです。

2019年6月13日、イランとオマーンの間にあるホルムズ海峡で日本の海運会社「国華産業」が運航するタンカーが何者かに攻撃されました。

今回はイランとアメリカがもし戦争してしまったらどうなるか考えていきます。

今回の事件は日本への攻撃になるのか?

攻撃されたタンカー「コクカ・カレイジャス」の船籍はパナマであるため、攻撃を受けた国はパナマとなります。 また今回のタンカー攻撃ではノルウェー船籍で同じくノルウェー企業のフロントラインが管理している「フロント・アルタイル」も攻撃され、火災が発生しました。

この「フロント・アルタイル」は6月13日時点で台湾の石油大手企業である台湾中油が借り切っていたようです。

複数国を巻き込んだ攻撃となっており、テロ行為と呼ばれても仕方ないことが起きてしまいました。

どこの国がやったのか

いまだ不明ですが、アメリカのトランプ大統領はアメリカ軍が公開した映像から、タンカー攻撃をイランが行ったと主張しました。

もし事実上イランがタンカーを攻撃したことになってしまえば、イランの国際的信用は大きく失われてしまいます。

ホルムズ海峡は交通や通商のうえで重要な場所

イランとオマーンに挟まれているホルムズ海峡はペルシャ湾へアクセスするために通らなければならない場所です。

ペルシャ湾は大手産油国であるサウジアラビアやイラン、イラクの他にアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーン、カタール、オマーンに囲まれています。

ホルムズ海峡が使えなくなれば原油の供給に大きな支障が出ることは間違いないですね。

2018年の原油生産量の多い国について アメリカ、サウジアラビア、ロシアの順に多いです
シェールガス革命によりアメリカの原油生産量は大幅に伸びている
(世界合計は11位以下も含む)

万が一戦争になってしまったら?

イランとアメリカが戦えばほぼ間違いなく最強の空軍を擁するアメリカが勝利すると思います。 しかし戦争開始直後は世界経済に対する不安が大きく募り、米国企業の株価も下落してしまうことが予想されます。

とはいえ長期的にはそこまで大きな影響を受けないのではないか、と私は考えています。

イランとアメリカの国力差が大きいため、経済活動に大きな支障が出ることは考えづらいです。 原油供給量の低下による原油価格高騰はほぼ間違いないですが、ホルムズ海峡と関係がないロシアやカナダが原油生産量を増やせば原油価格も落ち着くことになると思います。

恩恵を受ける軍需産業とエネルギーセクター

もし戦争になってしまった場合、一時的に米国株全体は下落すると思いますが、米国軍需産業の株価は伸びていきそうです。 また、原油価格の一時的高騰によりエネルギーセクターにも期待が持てます。

戦争は起きないほうがいい

イランとアメリカが戦争するとなると、かなり大規模な戦闘になってしまうので、多くの命が失われてしまいます。

投資をしている以上は戦争リスクについても考えなければなりませんが、人命を失うことになる戦争にはならない方がいいですね。

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米中貿易戦争も気になるところです。