【過去は86%下落】世界大恐慌クラスの暴落はありえるか?

2019年6月2日

こんにちは、アーサーです。

最近は株価も調子がよくないですね。 米中貿易戦争のリスクを織り込んでいる最中なので、今後も不調は続きそうです。

ここ1ヶ月のS&P500のリターンです。暴落していることがわかります。(2019年6月1日時点)
ここ1ヶ月のS&P500のリターン(2019年6月1日時点)

直近の大暴落といえばリーマンショック

リーマンショックの暴落ではS&P500は約50%下落しています。 そのときの高値に戻すのに5~6年をかけています。 逆にいうと下落したところで買えれば大きな利益を得ることもできました。

世界大恐慌では何があったのか

世界大恐慌ではS&P500が約86%暴落しました。 もしこのときに投資していたとしたら諦めて売るか、何も考えず株を塩漬けにすることしかできないレベルの暴落です。

熱狂的な株式投資ブーム

世界大恐慌の直前では株式投資が大ブームとなっていました。 有名なエピソードとして靴磨きの少年の話があります。

ケネディ大統領の父ジェセフ氏はウォール街にいる靴磨きの少年が投資を推薦したことから、株式投資のブームを感じ取り、暴落前に株の投資から手を引きました。

割高な株価に注意する

このときの米国市場全体の実績PERは30を超えていました。 PER30を超えればリスクは高まります。 当然予測通りに利益を伸ばし続けることができればその高いPERは正当化できますが、実際はそううまくいくことは少ないです。

PERは重要な指標

私はPERという指標を無視することはできません。 このPERは株価÷1株当たり利益で計算されます。 株主利益とは結局のところ企業の利益のことですから、少なくとも長期投資においてPERは重要な指標だと考えています。

今のS&P500のPERは?

5月24日時点でのS&P500のPERは

  • 実績PER 21.66
  • 予想PER 16.95

となっています。これは世界大恐慌時のPERの約7割ですから、世界大恐慌時からみると既に3割下落しているものと考えられます。

関税や世界経済の不調による減益がどこまでいくか次第ではありますが、大恐慌クラスの暴落は今のところ可能性が低いといえます。