米国メディア大手ディズニーの決算【2019年8月第2週】

2019年8月6日にアメリカ大手企業ウォルト・ディズニーが決算を行いました。

こんにちは、アーサーです。

今回はこのメディアエンターテイナメント巨人の決算を見ていきます。

ディズニー DIS

通信コミュニケーションセクター  メディア、エンターテイナメント

ウォルト・ディズニー決算
Walt Disney (NYSE:DIS) Q3’19
EPS(Non-GAAP) $1.35 予想 -$0.39
売上 $20.245B (+32.9% Y/Y) 予想 -$1.16B
※FOX一部事業買収反映

株価は時間外で-3.4%

ウォルト・ディズニーの決算は予想を大きく下回るものでした。
利益は21世紀フォックスとの統合コストによって損なわれましたが、ディズニーの国内テーマパークによる弱いパフォーマンスによって悪影響を受けている部分にあるようです。

売上は買収効果もあり前年同期比で33%の上昇です。
営業利益は前年同期の41億8900万ドルから39億6100万ドルと約5%の減益となりました。

統合コストを無視したEPSは同じく前年同期の1.87ドルから1.35ドルと約28%の減少となりました。

ディズニーのセグメント別売上、利益
ディズニーの決算資料より

こちらはセグメント別の売上と利益を表しています。
主力のメディアネットワーク事業は売上21%増、利益7%増と好調です。
逆にテーマパーク事業は売上7%増、利益4%増とゆるやかな成長です。

消費者及び海外向け製品販売では21世紀フォックスの買収により売上が前年同期では8億2700万ドルでしたが、今期は38億5800万ドルとなりました。
ただし赤字も1億6800万ドルから5億5300万ドルに増加しています。
このセグメントでの営業損失の増加は、Huluとの統合、2018年4月に発売されたESPN+への投資の増加、および今後のDisney+の発売に関連する費用によるものです。

ディズニーはバリュー株からグロース株へと転換をしたように見えます。
配信事業がうまくいけば将来的な利益は莫大なものとなるでしょう。

メディア配信料を巡る戦い

ストリーミング動画を巡る、大戦の火蓋が切って落とされた」という記事ではメディア配信料を巡ってアメリカ国内で凄まじい戦いが行われていることを紹介しています。
既にインターネット広告で王様になったグーグルやフェイスブックを追う展開ですね。
また5Gの導入によりさらに動画が見やすくなるので、今後も市場の成長が期待できそうです。

日本でも配信料を巡る戦いが起きています。
NHK受信料問題とNHKから国民を守る党のことですね。

アメリカでは公共料金に対して受信料が設定されているわけではないです。
政局の流れを考えると、日本でもNHK受信料が廃止され、メディアに対する支払いが浮くかもしれません。
そうなれば一大ビジネスチャンスとなり、国内や海外メディアによる戦国時代が幕を開けるかもしれませんね。

(参考:「受信料は欧米より安い!」-籾井会長の発言はホントなのか?

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