現金は暴落時の保険になる!インデックスファンドを使って解説

こんにちは、アーサーです。

投資を始めようとしている方の中には、「投資した直後に暴落したらどうしよう。。」と考えている人もいますよね。 また既に投資をしている方でも暴落対策はかならず必要になってきます。

今回は暴落対策の中でも最も簡単な方法を解説していきます。

資産運用における現金の役割とは

安全資産である現金は株が暴落してもダメージを負うことはありません。 たとえ株式市場がリーマンショック級の暴落をしたとしても、現金が減ることはないです。

そして、暴落時に現金をキープしているとチャンスがやってきます。 そう、割安に割安を重ねた株を買うことができるのです。

【SPY】の2007年1月から2014年12月までの株価推移

SPYはアメリカ株式市場の代表的指数であるS&P500に連動するETFです。

SPYのリーマンショック前後のチャートです。

2007年10月に最高値157.52を付けたあとリマーンショックにより2009年2月には73.93まで下がってしまいます。 為替は1ドル116円から1ドル92円と急速に円高が進んだため、円建て評価額はさらに目減りして63%近い下落になってしまいました。

もし全力で投資していたら・・・

暴落の途中で株を手放してしまうのが普通の心理です。 インデックス投資なので長期なら「株を手放さない」が正解なのですが、実際にこの局面になったら正解といわれている行動をとり続けるのは大変です。

心理的な難易度が高いわけですね。

そこで現金の出番です。

もし円で現金を所持していたら、大きなチャンスです。 最高値から50%以上下落した株を買えるということは、買う時点で2倍のパフォーマンスをたたき出すことができるということです。

暴落前に持っていた株の評価損は大きいですが、割安時に買える株に期待することができるため、心理的にはかなり楽になります。 何より大きいのは、割安時に買うことを考えるため、暴落前に持っていた株を売ることはあまり考えなくてすみます。

結果的に長期投資の正解である「株を手放さない」を達成できるわけです。

【QQQ】の2007年1月から2014年12月までの株価推移

QQQはナスダック市場に上場する時価総額上位100位の企業群(金融除く)に連動するETFです。 ハイテクセクターの割合が多く、強気な投資家さんに向いています。

QQQのリーマンショック時のチャートです。

2007年10月に最高値55.07を付けたあと2009年2月に27.53まで暴落しています。 実はSPYよりも暴落の幅は小さいです。

ハイテクセクターは不景気に大きく弱いわけではないのと、成長力が高かったことでSPYを上回れたのだと思います。

【VHT】の2007年1月から2014年12月までの株価推移

VHTはヘルスケアセクターのETFです。 こちらのセクター記事でもVHTについて言及しています。

VHTのリーマンショック前後のチャートです。

2007年12月に最高値63.99を付けたあと2009年2月に39.62まで下落しました。 ヘルスケアセクターはディフェンシブで有名で、リーマンショック時もドル建てで約38%の暴落ですんでいます。

ディフェンシブな株やETFでポートフォリオを構成することも立派な暴落対策です。

金融危機時はPERが指標として使いづらくなる

sp500のperの推移です。
S&P500のPERの推移(参照サイトはこちら

リーマンショック時はPERが機能していませんでした。 株価の下落以上に利益が減少してしまったため、PERは逆に高騰です。

PERが指標として機能しなくなると、暴落時にどこで投資するか判断が難しくなります。 代わりになりそうなのはS&P500などの代表指数の下落率です。

リーマンショック時にSPYは約53%下落していることがひとつ参考になります。 正解はありませんが、下落率が30%、40%、50%になったときに残しておいた現金を分散して投資することで、暴落時の保険となります。

キャッシュの弱点はインフレ

ただし現金は物価の上昇には弱いです。 例えば1年でおにぎりが100円から200円になったとしたら、現金の実質価値は2分の1になってしまいます。

しかし銀行口座にお金を入れているだけだと、十分な運用をすることができません。 この記事ではアメリカの普通預金金利について調べていますが、キャッシュの運用目標となる政策金利とはかけ離れたものとなっています。

インフレ対策にMMF・債券ETF運用

ドルならMMFや債券ETFでインフレ分の運用利回りを獲得することが狙えます。

MMFは為替手数料こそかかりますが、取引手数料は無料で安全な短期債券運用が可能です。 外貨預金より利回りが高く少額投資ができるところがメリットです。

債券ETFも短期物なら安全な運用ができます。

ただしMMFと比べると取引手数料がネックとなるため、MMFとの使い分けが必要です。 短い期間しか運用する予定がないならMMFをおすすめします。

まとめ

  • 現金をある程度保有することで暴落時の保険となる
  • 暴落時の保険があると投資家としての生存率が大幅に高まる
  • ドルならMMFや債券ETF運用でインフレ対策になる

特に投資家としての生存率を高めることは重要です。

生存期間が長くなるほど投資に対しての知識や経験がたまっていくため、金融市場で有利に戦うことができるようになってきます。 私も投資家経験が2年強とまだまだ勉強不足なところがあるので、安全な運用を心掛けつつ投資の勉強もして経験値をためていく予定です。