【米国株】ハイテク決算は明暗わかれ、忍びよるコロナウイルス【セクター振り返り】

2020年2月1日セクター分析

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こんにちは、アーサーです。

今週は大型ハイテク決算があったのですが…、フェイスブックに投資している身としては悲しい結果となりました。
アマゾンやマイクロソフト、アップルは決算良かったですね!
ただ、やはりコロナウイルスが相場にさらなる影響を与えてきています。

S&P500マップ(ここ5日間&年初来)

ここ5日間のS&P500マップ (finvizより)
年初来 (finvizより)

コロナウイルスのせいで真っ赤ですね…
その中で好決算だったアマゾンとマイクロソフトが輝いて見えます。
特にアマゾンは低めの予想を裏切る決算で+7.9%と大幅上昇しました。

営業利益が増加傾向に戻ったことが好感されました。
マイクロソフトはAzureが+64%成長とクラウドが相変わらず強いです。
アップルも好決算だったものの、中国関連銘柄でもあるのでここ5日間では下落ということになっています。

『問題児 フェイスブック』
決算の予想を上回っておきながら暴落するあたりがまさに問題児ですね。
一部情報ではEPSが予想を直前に下回ったという観測も出ています。大幅下落の原因はこれかもしれませんね。)

その大きな要因が「営業利益率の低下」です。
コスト増加により前年同期比で46%から42%に低下したことが投資家の心を揺さぶったようです。
利益率が4%落ちるだけでそこまで懸念するのかと思うかもしれませんが、そこにはカラクリがあります。

ある企業の2019年と2020年の売上は同じです。
利益率は46%から42%に低下しました。
減益率は何パーセントでしょうか?

答えは約8.7%です。
1-(42/46)=0.087…と計算できます。
思った以上に落ちますよね。
さて次の問題。

ある企業の2020年の売上は2019年から25%の増収となりました。
しかし利益率は46%から42%に低下しました。
増益率は何パーセントでしょうか?

答えは約14.13%です。
1.25×(42/46)-1=0.1413…と計算できます。
利益率が4%落ちるだけでここまで増益率が落ちるのか…と数字のマジックに騙された気分になります。
2018年7月にデビッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)が「向こう数年間、営業利益率は30%台半ばになる見込みだ」と発言したことで株価が24%急落したことがあったのですが、その理由に納得することができました。
営業利益率がここまで落ちると利益成長率もかなり鈍化してしまいますが、あくまで1年半前の発言であること、そしてここ数年間の利益率について話していることにも注意する必要があります。
長期的に見て高い利益率を維持できるか?というところがフェイスブックのリターンの多くを決定することになるはずです。
利益率がもとに戻れば利益は大幅に伸びていきますし、さらに20%代となれば減益すらありえるということですね。
ただしインスタグラムやワッツアップが予想を超える収益化に成功した場合や、新しい事業…VRやフェイスブックペイ、リブラなどが成功を収めた場合は話が変わってくると思います。

ちなみにウォールストリートジャーナル記事のフェイスブック、好決算も投資家は満足せずでは通期での利益率が45%から34%に低下したことが指摘されていますが、これは今年払う予定の制裁金50億ドルなどが計算に入っていません。
そこで制裁金コスト除外後を計算したところ…今年も43.3%の利益率があるみたいですね。
あれ?実は利益率はそこまで下がっていないのか…

エネルギーやヘルスケアは今週も下落してしまいました。
こちらはコロナウイルスの影響が大きいですね。

年初来としてはフェイスブックをのぞきハイテク大手のGAFAMやMVPが相場を引っ張っていることは変わりませんが、ヘルスケアや観光はそこそこ売られるようになってきました。
そして公共セクターが結構伸びてきていますね。

セクター別パフォーマンス(ここ5日間&年初来)

(Fidelityより)

全体が下がるなか、公共セクターが大きなプラスを記録しました。
先週も同じことをいいましたが、こういう動乱時はひたすら強いですね。
好決算が多かったハイテクもプラスを維持しました。

-1%越えのセクターが多いですが、その中でもエネルギーセクターはかなり下げています。
ちなみに先週と同じことをいっています。
前回の記事で得た教訓は、需給が崩壊したら長期的利益を得ることは難しい、ということでしたね。

リンク:【米国株】新型コロナウイルスが相場の脅威に!マスクを着けて防衛しよう【セクター振り返り】リンク:米国株セクター分析の記事まとめ

新型コロナウイルスの脅威について

ハイテクセクターの好決算もあり、まだS&P500の年初来はプラスですが…まだまだ落ちる可能性もあります。
マスクがどんどん売り切れになってきていますが、、ウイルスに対してはしっかり自己防衛できるよう準備していきましょう😷